世界第5位のスーパーコンピュータ「TSUBAME(つばめ)」を見学し、実際に計算をしてきました。
TSUBAMEの名称は「Tokyo-tech Supercomputer and UBiquitously Accessible Mass-storage Environment」の略で、東京工業大学のシンボルマークであるつばめを掛けているそうです。TSUBAME2にはNVIDIA社製GPUアクセラレータTesla M2050が各計算ノード(Thin)に3枚、全体として4224枚搭載されています。各GPUは448個のコアおよび3GBのメモリを搭載し、その理論ピーク性能は515GFLOPSに達します。TSUBAME2の各ノードにはIntel Xeon64ビットCPUが2基搭載されていますが、GPUは、CPUの数10倍の性能です。計算速度では世界では5位、エネルギー効率Green500では世界1位です(2011年8月現在)。
白崎研究室にも、NVIDIA社製GPUアクセラレータTesla2050が1枚とIntel Xeon64ビットCPUが1基搭載されたコンピュータが導入されています。つばめの数千分の1の性能(Ultra Computer?)ですが、通常のCPUだけの計算より、数10倍速い計算ができています。
また東工大百年記念館も見学してきました。白崎研の研究課題でもある光通信などで有名な先生の研究業績や、懐かしい真空管の発展の歴史と実物が多数展示してありました。白崎教授も、写真やラジオ少年で、小学校3年生のころから半田こてを用いて鉱石ラジオを作り始めました。高学年では、伝書鳩を飼ったり、写真の現像を自分で行い、シャーシーに穴をあけ、真空管ラジオを作っていました。子供時代を思い出せた懐かしい展示でした。